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わり算なのに答えが大きくなるのはなぜ?
わり算の答えが元の数より大きくなるのは、1より小さい分数で割っているからです。 わり算は「その中に何個分入っているか」を数える計算です。小さいもので分けると、たくさんの個数が入るので、答えは大きくなります。たとえば 6 ÷ 12 = 12 のように、6の中に12は12個も入るのです。
わり算は「何個分あるか」を数える計算
WHYまず、わり算の意味をおさらいします。わり算には「同じ数ずつ分ける」考え方と、もう一つ「その中に何個分入っているか」を数える考え方があります。答えが大きくなる理由をつかむには、後の考え方がとても役に立ちます。
たとえば 6 ÷ 2 は、「6の中に2が何個分あるか」と読むことができます。6の中に2は3個入っているので、答えは 3 です。ここまでは答えは元の6より小さくなりますね。
ところが、割る数が2より小さくなると、入る個数はどんどん増えていきます。割る数が小さいほど、たくさん入るので答えは大きくなるのです。
1より小さい分数で割ると答えは大きくなる
KEY IDEAここがいちばん大切なポイントです。1より小さい分数で割ると、答えは元の数より大きくなります。
6 ÷ 12 を考えてみましょう。これは「6の中に12が何個分あるか」という意味です。12はとても小さいので、6の中にはたくさん入ります。数えると12個。だから答えは 6 ÷ 12 = 12 になります。
もっと小さい13で割るとどうなるでしょう。3 ÷ 13 は「3の中に13が何個分あるか」なので、答えは 9 です。割る数を小さくするほど、答えは大きくなっていくのがわかります。
ピザで考えるとイメージしやすい
EXAMPLE身近なもので考えてみましょう。ピザが3枚あります。1人に13枚ずつ配ると、何人に配れるでしょうか。
ピザ1枚から13枚は3切れ取れます。ピザは3枚あるので、全部で 3 × 3 = 9 切れ。つまり9人に配れます。式で書くと 3 ÷ 13 = 9 です。
「3枚のピザを配るのに、答えが9になった」——これは配る量(13枚)が1枚より小さいからです。小さく分けるほど、配れる人数はどんどん増えていくのです。
表で見る割る数と答えの関係
TABLE6をいろいろな数で割った答えを並べてみます。割る数が小さくなるにつれて、答えが大きくなっていくのがひと目でわかります。
| 式 | 割る数 | 答え |
|---|---|---|
| 6 ÷ 2 | 2(1より大きい) | 3 |
| 6 ÷ 34 | 34(1より小さい) | 8 |
| 6 ÷ 23 | 23(1より小さい) | 9 |
| 6 ÷ 12 | 12(1より小さい) | 12 |
割る数が1より大きい 2 のときだけ答えが元の6より小さくなり、割る数が1より小さくなると答えはすべて6より大きくなっています。境目はちょうど1です。1で割ると答えは元の数のまま変わりません。
計算のしかたでも確かめられる
STEPS「何個分あるか」という意味だけでなく、計算のしかたからもこの理由を確かめられます。分数のわり算は、割る数の逆数を「かける」計算になります。
- 6 ÷ 12 を計算します。
- 12の逆数は 2 です。
- わり算をかけ算に直すと、6 × 2 = 12。
割る数12が1より小さいとき、その逆数は 2 のように1より大きくなります。1より大きい数をかけるので、答えは元より大きくなるのです。分数の割り算のしくみと、答えが大きくなる理由はつながっています。
よくある質問
FAQわり算をすると必ず答えは小さくなりますか?
いいえ。割る数が1より大きいときは答えが元より小さくなりますが、割る数が1より小さい分数のときは答えが元より大きくなります。ちょうど1で割ったときだけ元の数と同じになります。
なぜ小さい数で割ると答えが大きくなるのですか?
わり算は「その中に割る数が何個分入っているか」を数える計算だからです。小さいもので分けるほどたくさん入るので、個数(答え)は大きくなります。たとえば 3 ÷ 13 は3の中に13が9個入るので答えは9です。
1で割るとどうなりますか?
1で割ると答えは元の数のまま変わりません。たとえば 6 ÷ 1 = 6 です。1が答えが大きくなるか小さくなるかの境目になっています。