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かけ算とわり算がまざった式の解き方
×と÷がまざった分数の式は、÷を「逆数のかけ算」に直すと、全部が一つのかけ算になり、まとめて計算できます。 たとえば 23 × 34 ÷ 58 は、÷58 を ×85 に変えて計算すると答えは 45 です。
まず結論:わり算を逆数のかけ算に直す
STEPS×と÷がまざっていても、こわがることはありません。÷ の部分だけを「逆数のかけ算」に直すと、式全体がかけ算だけになります。かけ算だけになれば、分子どうし・分母どうしをかけるだけで答えが出ます。
- ÷ をすべて × に変え、÷ のうしろの分数をひっくり返す(逆数にする)
- ×だけの式になったら、約分できるところを先に約分する
- 残った分子どうし・分母どうしをかける
どうしてこの直し方でいいの?
WHY「÷ □ は × (□の逆数)と同じ」という分数のわり算のルールを、そのまま使っているだけです。ある数でわることは、その数の逆数をかけることと同じ意味だからです。
÷ をすべて × に直してしまえば、あとはかけ算だけ。かけ算はどこからかけても答えが同じなので、順番を気にせず、約分しやすいところから計算できます。これが「まざった式」を一つのかけ算にまとめる大きなメリットです。
計算の順序に注意
EDGE CASE直す前の式では、× と ÷ は左から順に計算するのがルールです。÷ はすぐうしろの1つの分数だけにかかります。ここを勘ちがいすると答えが変わってしまいます。
整数でたしかめましょう。8 ÷ 2 × 2 は、左から計算して 4 × 2 = 8 です。もし 2 × 2 を先にやって 8 ÷ 4 = 2 とすると、まちがいになります。
例で手順を確かめる
EXAMPLE例1: 49 ÷ 815 × 34
- ÷815 を ×158 に直す → 49 × 158 × 34
- 4 と 8 を 4 でわる → 1 と 2
- 15 と 9 を 3 でわる → 5 と 3、さらに 3 と 3 を約分 → 1 と 1
- 残りをかけて 58
例2: 23 × 67 ÷ 45
- ÷45 を ×54 に直す → 23 × 67 × 54
- 6 と 3 を 3 でわる → 2 と 1、2 と 4 を 2 でわる → 1 と 2
- 残りをかけて 57
途中約分でラクにする
TIPS÷ をすべて × に直したあとは、かける前に約分しましょう。どの分子と、どの分母でも、同じ数でわり切れれば先に約分できます。数が小さくなるので、大きなかけ算をしなくてすみます。
例:35 × 56 ÷ 910 = 35 × 56 × 109
- 5 と 5 を約分 → 1 と 1
- 3 と 9 を 3 でわる → 1 と 3
- 10 と 6 を 2 でわる → 5 と 3
- 残りをかけて 59
まとめて確認
TABLE| もとの式 | かけ算に直すと | 答え |
|---|---|---|
| 23 × 34 ÷ 58 | 23 × 34 × 85 | 45 |
| 23 × 35 ÷ 45 | 23 × 35 × 54 | 12 |
| 58 ÷ 56 × 23 | 58 × 65 × 23 | 12 |
| 710 × 59 ÷ 76 | 710 × 59 × 67 | 13 |
どの式も「÷ のうしろを逆数にして ×」に直し、途中約分してから計算しています。
よくある質問
FAQどの分数をひっくり返せばいいですか?
÷ のすぐうしろにある分数だけをひっくり返します。前の分数や、× のうしろの分数はそのままです。÷ が2つあれば、それぞれのうしろの分数を逆数にします。
×と÷はどちらを先に計算しますか?
直す前の式では、×と÷は左から順に計算します。ただし÷をすべて逆数のかけ算に直してしまえば、かけ算だけになるので、約分しやすいところから自由な順で計算できます。
途中約分はいつしていいですか?
式をぜんぶ×の形に直したあとです。÷が残っているうちに斜めの約分をすると答えがずれます。まず全部かけ算にしてから約分しましょう。