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速さの計算に出てくる分数
「4分の3時間で12km進んだときの時速」は、道のり ÷ 時間 = 12 ÷ 34 = 時速16km です。 時間が 34時間 のように分数で表されると、速さ=道のり÷時間 の計算がそのまま分数のわり算になります。わり算はぎゃく数のかけ算に直せば、これまで習ったやり方で解けます。ここでは時速の求め方、分を時間に直すコツ、時間をぎゃくに求める計算までを文章題で見ていきます。
速さ=道のり÷時間の復習
DEFINITION速さは、「1時間(や1分・1秒)あたりにどれだけ進むか」を表す量です。もとになる式は次の1本だけです。
- 速さ = 道のり ÷ 時間
時速なら「1時間あたりに進む道のり」なので、道のりを時間でわれば求まります。ここで時間が 34時間 や 23時間 のように分数になっても、やることは同じで、道のりを分数の時間でわるだけです。
ぎゃくに、この式を組みかえると次の2つも作れます。どれも同じ関係を表しています。
- 道のり = 速さ × 時間
- 時間 = 道のり ÷ 速さ
分数の時間でわる手順
STEPS時間が分数のときの時速は、次の手順で求めます。
- 速さ = 道のり ÷ 時間 の式に数を入れる
- 分数のわり算を、ぎゃく数のかけ算に直す(÷34 は ×43 にする)
- かけ算を計算して、約分できれば約分する
れい:34時間 で 12km 進んだときの時速。
速さ = 12 ÷ 34 = 12 × 43 = 483 = 時速16km です。
÷34 を ×43 に直すのがポイントです。時間が1時間より短い(34は1より小さい)ので、答えの時速16kmは道のり12kmより大きくなります。「1時間まるまる走ればもっと進むはず」と考えると自然ですね。
文章題でためしてみよう
EXAMPLE同じ手順で、いくつかの問題を解いてみます。
問題1:23時間 で 8km 歩いたときの時速は?
速さ = 8 ÷ 23 = 8 × 32 = 242 = 時速12km。
問題2:25時間 で 6km 走ったときの時速は?
速さ = 6 ÷ 25 = 6 × 52 = 302 = 時速15km。
問題3:56時間 で 10km 進んだときの時速は?
速さ = 10 ÷ 56 = 10 × 65 = 605 = 時速12km。
どれも「道のり ÷ 時間」を立てて、わり算をぎゃく数のかけ算に直しただけです。式の形をおぼえてしまえば、数がかわっても同じように解けます。
「◯分」は時間の分数に直す
TABLE文章題では「45分で…」のように分で書かれることがよくあります。時速を求めるときは、分を時間の分数に直してから計算します。1時間=60分なので、◯分は ◯60時間 として約分します。
| 時間(分) | 時間(分数) |
|---|---|
| 10分 | 16時間 |
| 12分 | 15時間 |
| 15分 | 14時間 |
| 20分 | 13時間 |
| 30分 | 12時間 |
| 40分 | 23時間 |
| 45分 | 34時間 |
| 50分 | 56時間 |
れい:45分で12km進んだときの時速。45分=34時間 なので、12 ÷ 34 = 12 × 43 = 時速16km です。まず分を分数に直すのがコツです。
ぎゃくに時間を求めるとき
EDGE CASE「時速◯kmで△km進むのに何時間かかる?」と聞かれたら、時間 = 道のり ÷ 速さ を使います。このときも答えが分数(1時間より短い時間)になることがあります。
れい:時速16kmで12km進むのにかかる時間。
時間 = 12 ÷ 16 = 1216 = 34時間。34時間 は 45分 のことなので、45分と答えても正解です。
れい:時速15kmで6km進むのにかかる時間。
時間 = 6 ÷ 15 = 615 = 25時間 = 24分。
よくある質問
FAQなぜ時間でわるのに、かけ算に直せるの?
分数でわることは、その分数のぎゃく数をかけることと同じだからです。÷34 は ×43 に直せます。だから 12 ÷ 34 = 12 × 43 = 16 と計算できます。
分をそのまま使って計算してはいけないの?
時速を求めるときは、分を時間に直してから計算します。たとえば45分のまま 12 ÷ 45 とするとちがう答えになります。45分=34時間 に直して 12 ÷ 34 とするのが正しいやり方です。
時間が分数だと、なぜ速さが道のりより大きくなるの?
34時間 は1時間より短いからです。短い時間で12km進めたのなら、1時間まるまる走ればもっと進めるはず、と考えると時速16kmになるのが自然です。1より小さい数でわると答えが大きくなる、というわり算の性質のあらわれです。