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約分と最大公約数の関係
分子と分母の最大公約数で一回わると、約分が一度で終わります。 たとえば 2436 は、24と36の最大公約数が 12 なので、12でわって 23 に一気に約分できます。少しずつ何回もわる必要はありません。
最大公約数で約分すると一回で終わる
WHY約分は、分子と分母を同じ数でわって、分数を小さい形にすることです。このとき使う「同じ数」を、分子と分母の両方をわり切れる数(公約数)といいます。
公約数の中でいちばん大きい数が最大公約数です。最大公約数で一回わると、それ以上約分できない形(これ以上小さくできない分数)にすぐたどり着きます。
例:2436 を約分する
- 2でわる → 1218、もう一度2でわる → 69、3でわる → 23(3回かかる)
- 最大公約数 12 で一回わる → 23(1回で終わり)
どちらも答えは同じ 23 ですが、最大公約数を使うほうが速くてミスも減ります。
最大公約数の見つけ方
STEPS最大公約数は、次のどちらかの方法で見つけられます。分子と分母が小さいときは、小さい数を思い出す方法がかんたんです。
方法1:わり切れる数を大きいほうからさがす
- 分子と分母の両方をわり切れる数をさがす
- 見つかった中でいちばん大きい数が最大公約数
例:1824 なら、18と24の両方をわれる数は 1・2・3・6。いちばん大きいのは 6 なので、6でわって 34。
方法2:素因数に分けて共通部分をかける
- 24 = 2 × 2 × 2 × 3
- 36 = 2 × 2 × 3 × 3
- 共通するのは 2 × 2 × 3 = 12 → これが最大公約数
大きい数はわり算のくり返しで見つける
EXAMPLE数が大きくて公約数がすぐ見つからないときは、大きいほうを小さいほうでわった「あまり」を使うと便利です。あまりで次々にわっていき、あまりが 0 になったときのわる数が最大公約数です。
例:4256 の最大公約数
- 56 ÷ 42 = 1 あまり 14
- 42 ÷ 14 = 3 あまり 0
- あまりが 0 になったので、最大公約数は 14
14でわって 4256 = 34。
もう一つ、4860 の場合:
- 60 ÷ 48 = 1 あまり 12
- 48 ÷ 12 = 4 あまり 0
- 最大公約数は 12 → 4860 = 45
約分し忘れを防ぐチェック
TIPS答えを書いたあと、「分子と分母を、両方わり切れる数がまだあるか?」を一度だけ確かめましょう。次の合図が出たら、まだ約分できます。
- 分子と分母がどちらも偶数(2でわれる)
- どちらも5でわれる(一の位が 0 か 5)
- どちらも3でわれる(各位の数字をたすと3の倍数)
例:1525 は両方5でわれるので 35。1624 は両方偶数なので、まだ約分できて 23 になります。
最大公約数で約分した例
TABLE| もとの分数 | 最大公約数 | 約分後 |
|---|---|---|
| 2436 | 12 | 23 |
| 1824 | 6 | 34 |
| 4560 | 15 | 34 |
| 6072 | 12 | 56 |
| 4256 | 14 | 34 |
| 1230 | 6 | 25 |
最大公約数がわかれば、どんな分数でも一回のわり算で約分が終わります。
よくある質問
FAQ最大公約数がすぐに見つかりません。どうすればいいですか?
まずは2・3・5でわれるかを順に確かめましょう。それでも大きいときは、大きいほうを小さいほうでわった「あまり」で次々にわり、あまりが0になったときのわる数が最大公約数です。
少しずつ約分しても正解ですか?
正解です。2でわって、また2でわって…と何回にわけても、最後まで約分すれば答えは同じになります。ただし最大公約数を使えば一回で終わるので速くて安全です。
約分し忘れをなくすコツはありますか?
答えを書く前に、分子と分母がどちらも偶数か、どちらも5や3でわれるかを一度だけ見直しましょう。どれにも当てはまらなければ、それ以上約分できない形になっています。