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分母が同じ分数どうしのわり算

分母が同じ分数のわり算は、分子どうしを割るだけで答えが出せます。 たとえば 67÷27 は、分子の 6÷2 だけを考えて 3。分母の 7 は消えてしまうので、計算がとても速くなります。

分母が同じなら分子だけで割れる

DEFINITION

分母(下の数)が等しい分数どうしのわり算では、分子(上の数)を分子で割るだけで答えになります。

67÷27 なら、下はどちらも 7 でそろっているので、上の 6÷2 だけを計算して 3 です。分母が同じ分数を「同じ大きさのブロックがいくつ分か」と考えると、6717 が 6 個、2717 が 2 個。だから「6個の中に2個分がいくつ入るか」で 6÷2=3 になります。

この近道が使えるのは分母がぴったり同じときだけです。分母がちがうときは、まず通分するか、いつもどおり逆数をかけて計算します。

逆数のやり方とのつながり

WHY

「分子だけで割る」は特別な魔法ではなく、いつもの逆数をかけるやり方と同じ答えになっています。67÷27 を逆数で計算してみましょう。

  • 割る数 27 の逆数は 72
  • 67×72 を計算します。
  • 分母と分子の 7 が約分で消えて、6×1 と 1×2 が残り 6÷2=3。

このように分母の 7 どうしがきれいに約分されて消えるから、はじめから分子だけ割ればよい、というわけです。近道を使っても、逆数を使っても、答えは必ず同じになります。

計算の手順と例

STEPS

89÷49 を例に、手順を見てみましょう。

  1. 分母を見て、同じかどうか確かめます。ここは両方 9 で同じです。
  2. 分子どうしを割ります。8÷4=2。
  3. これがそのまま答えです。89÷49=2。

わり切れないときは、答えを分数のままにします。45÷35 なら分子は 4÷3 で、答えは 43(1と13)です。分子が小さいほうを大きいほうで割る 25÷45 のような式でも同じで、2÷4=12 となります。

いろいろな例で確かめる

TABLE

分母が同じ式を集めました。どれも分子どうしを割るだけで答えが出ています。

わり算の式分子どうしの計算答え
67÷276÷23
89÷498÷42
45÷354÷343
38÷583÷535
910÷6109÷632
25÷452÷412

答えが分数になったときは、910÷610 のように約分できることもあります。9÷6 は 96、これを約分して 32 です。最後に約分を忘れないようにしましょう。

気をつけたいところ

EDGE CASE

いちばん多いのは、分母がちがうのに分子だけで割ってしまうミスです。23÷45 のように分母がそろっていない式では、この近道は使えません。かならず逆数をかけて計算します。

また、分子どうしがわり切れないときも近道は使えます。むりに整数にせず、38÷5835 のように分数の答えのままでかまいません。

分母が同じかどうかは、計算を始める前に必ず確かめましょう。同じでなければ通分してからにします。

覚えておくと便利なコツ

TIPS
  • 分母がそろっている式を見たら、まず「分子だけで割れる」と思い出しましょう。計算がぐっと速くなります。
  • 答えが正しいか不安なときは、逆数をかけるやり方でも解いて、同じ答えになるか確かめられます。
  • 答えが仮分数になったら、約分できないか、帯分数に直したほうがよいかを最後に確認しましょう。

よくある質問

FAQ
どうして分母が同じだと分子だけで割れるのですか?

逆数をかけて計算すると、同じ分母どうしが約分で消えるからです。67÷2767×72 で 7 が消え、6÷2=3 だけが残ります。だから最初から分子だけ割ればよいのです。

分子どうしがわり切れないときはどうしますか?

答えを分数のままにします。45÷35 なら 4÷3 で、答えは 43 です。むりに整数にする必要はありません。

分母がちがうときもこの近道は使えますか?

使えません。分母がちがうときは、まず通分して分母をそろえるか、割る数の逆数をかけていつもどおり計算します。

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