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分数の大小を比べる方法
分母がちがう分数は、通分して分母をそろえてから分子を比べれば大小がわかります。 たとえば 23 と 34 は、分母を12にそろえて 812 と 912 にすると、分子の 8 と 9 を比べるだけ。分子が大きいほうが大きい分数なので 34 のほうが大きいとわかります。このページでは通分で比べる手順に加えて、小数に直す方法や、1と比べて見分けるコツも紹介します。
まずは基本のルール
DEFINITION分数の大小比べには、まず知っておきたいルールが2つあります。
- 分母が同じなら、分子が大きいほうが大きい。たとえば 37 と 57 なら 57 のほうが大きいです。
- 分子が同じなら、分母が小さいほうが大きい。同じ1個ぶんでも、細かく分けるほど1つは小さくなるからです。たとえば 14 と 16 なら 14 のほうが大きいです。
問題は「分母も分子もちがう」ときです。このときは、そのままでは比べられません。そこで通分をして、分母をそろえてから比べます。
通分して比べる手順
STEPS分母がちがう分数を比べる、いちばん確実な方法です。
- 2つの分母の最小公倍数を見つける。
- それぞれを通分して、分母をその数にそろえる。
- 分子だけを比べる。分子が大きいほうが大きい分数です。
例として 23 と 34 を比べてみましょう。分母 3 と 4 の最小公倍数は12です。
- 23 = 812(上も下も4倍)
- 34 = 912(上も下も3倍)
分母が12でそろったので、分子の 8 と 9 を比べます。9のほうが大きいので、23 < 34 です。
もう1つの例で練習
EXAMPLE35 と 58 ではどちらが大きいでしょうか。分母 5 と 8 の最小公倍数は40です。
- 35 = 2440(上も下も8倍)
- 58 = 2540(上も下も5倍)
分子は 24 と 25。25のほうが大きいので、35 < 58 とわかります。ぱっと見ではどちらが大きいか分かりにくい分数でも、通分すればはっきり決まります。
もう1つ、56 と 79 も見てみましょう。分母 6 と 9 の最小公倍数は18です。
- 56 = 1518
- 79 = 1418
分子は 15 と 14。15のほうが大きいので、56 > 79 です。
小数に直して比べる方法
TABLE通分がうまくいかないときや、いくつもの分数をまとめて並べたいときは、分子÷分母を計算して小数に直す方法も便利です。同じ小数どうしなら、大きさをそのまま数として比べられます。
| 分数 | 計算 | 小数 |
|---|---|---|
| 38 | 3 ÷ 8 | 0.375 |
| 25 | 2 ÷ 5 | 0.4 |
0.375 < 0.4 なので、38 < 25 です。ただし 13 のように割り切れず小数がずっと続く分数もあります。そのときは通分のほうが正確なので、迷ったら通分を使いましょう。
1と比べて見分けるコツ
TIPS計算しなくても、ひと目で大小がわかる場合もあります。1(=全体)と比べる方法です。
- 分子が分母より小さいと、その分数は1より小さい(真分数)。例:78 は1より小さい。
- 分子が分母より大きいと、その分数は1より大きい(仮分数)。例:98 は1より大きい。
だから 78 と 98 を比べると、一方は1未満・もう一方は1より上なので、計算しなくても 78 < 98 とすぐ決まります。「1より上か下か」をまず見るだけで、比べる手間がぐっと減ります。
よくある質問
FAQ分母をそろえずに大小を比べる方法はありますか?
分母か分子のどちらかが同じなら、そろえずに比べられます。分母が同じなら分子が大きいほう、分子が同じなら分母が小さいほうが大きい分数です。どちらもちがうときは、通分するか小数に直すのが確実です。
通分と小数、どちらで比べるのがよいですか?
きちんと答えを出したいときは通分がおすすめです。13 のように割り切れない分数は、小数にすると数字がずっと続いて比べにくくなるからです。小数は、割り切れる分数を手早く比べたいときに便利です。
3つ以上の分数を大きい順に並べるには?
すべての分母の最小公倍数を求めて、全部を同じ分母に通分します。あとは分子を大きい順に並べるだけです。数が多いときは、いったん小数に直して並べる方法もわかりやすいです。