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中学ではどう変わる?分数の先取り

中学に入ると、分数には「マイナスの分数」や「文字を使った分数」が出てきますが、計算のやり方は小学校とほとんど同じです。 わり算は「逆数をかける」、たし算・ひき算は「通分してそろえる」という考え方が、そのまま使えます。新しく増えるのは、答えの符号(プラスかマイナスか)を決めるルールと、数の代わりに文字が入るという2点だけです。このページでは、小学校で学んだ分数がどう発展するのかを、つながりが見えるように紹介します。

計算の土台は小学校のまま

OVERVIEW

まず安心してほしいのは、中学の分数でも計算の土台は小学校とまったく同じだということです。

  • わり算 → 逆数をかける23÷4523×5456
  • たし算・ひき算 → 通分してそろえる
  • 約分して、いちばん簡単な形にする

これらはすべて小学校で練習ずみです。中学ではこの上に「マイナス」と「文字」がのるだけなので、土台がしっかりしていれば先取りはこわくありません。

負の分数の計算

DEFINITION

中学では 0 より小さい数、負の数(マイナスの数)を習います。分数にもマイナスがつき、-23 のような負の分数が出てきます。

計算のしかたは今までどおりで、最後に符号を決めるだけです。かけ算・わり算の符号は次のルールで決まります。

符号の組み合わせ答えの符号
プラス × プラスプラス23×3412
プラス × マイナスマイナス23÷-45-56
マイナス × マイナスプラス-34×-25310

覚え方は「同じ符号どうしはプラス、ちがう符号どうしはマイナス」です。数の部分(2345 など)の計算は、小学校とまったく変わりません。

負の分数のわり算をやってみる

EXAMPLE

23÷-45 を計算してみましょう。

  1. まず符号を決める。プラスとマイナスなので、答えはマイナス
  2. 数の部分は、わる数を逆数にしてかける。23×541012
  3. 約分すると 101256
  4. 符号をつけて、答えは -56

やっていることは、小学校の「逆数をかけるわり算」に符号を1つ足しただけです。もし -34÷-25 のようにマイナスどうしなら、答えの符号はプラスになり、-34÷-25158 となります。

符号は最後にまとめて決めると、まちがいがへります。先に「答えはプラスかマイナスか」を判断してから、数の部分を落ち着いて計算しましょう。

文字を使った分数(文字式)

WHY

中学のもう一つの大きな変化が、数の代わりに a や x などの文字を使うことです。たとえば a3 は「ある数 a を3で割った数」を表します。

文字が入っても、分数のルールはそのまま使えます。分母が同じなら、分子どうしをそのまま計算します。

  • a3a323 × a(a3 が2つ分)
  • 分母がちがうときは通分する。a2a3 は、分母を6にそろえて 36×a+26×a=56×a

ここで大切なのは、通分して分母をそろえるという考え方が、小学校の分数のたし算とまったく同じだということです。数が文字に変わっても、やり方は変わりません。

文字に数をあてはめて確かめる

STEPS

文字式が正しいか不安なときは、文字に実際の数を入れて確かめるとよくわかります。これを「代入」といいます。

たとえば a2a356×a が正しいか、a に 6 を入れてみましょう。

  1. 左側:6263=3+2=5
  2. 右側:56×6=5
  3. どちらも 5 で同じ。だから式は正しい。

このように、文字式は「どんな数を入れても成り立つ計算のルール」を表しています。分数の計算に自信がついたら、文字に置きかえて考える練習をすると、中学の勉強にスムーズに入れます。

先取りで気をつけたいこと

TIPS

中学の分数を先取りするときのポイントをまとめます。

  • 数の計算は今までどおり。約分・通分・逆数は小学校で習ったものがそのまま使えます。
  • 符号は最後に決める。同じ符号どうしはプラス、ちがう符号どうしはマイナス。
  • 文字は「まだ決まっていない数」と思う。数と同じようにあつかえます。
  • 不安なときは、文字に数を入れて確かめる。

つまり中学の分数は、まったく新しいものではなく、小学校の分数のわり算やたし算の上に、符号と文字がのっただけです。今のうちに約分・通分・逆数をしっかり身につけておけば、中学でも大きくつまずくことはありません。

よくある質問

FAQ
負の分数のわり算も、逆数をかければよいのですか?

はい、同じです。まず符号(プラスかマイナスか)を決めてから、数の部分はわる数を逆数にしてかけます。たとえば 23÷-45 は、符号がマイナスで、数の部分が 23×5456 なので、答えは -56 です。

マイナスどうしをかけると、なぜプラスになるのですか?

「同じ符号どうしはプラス、ちがう符号どうしはマイナス」というルールだからです。たとえば -34×-25 は、マイナスとマイナスで同じ符号なので答えはプラスになり、-34×-25310 となります。数の部分の計算は小学校と同じです。

文字が入った分数は、小学生でも先取りできますか?

できます。a3 は「ある数 a を3で割った数」という意味で、a に好きな数を入れれば、いつもの分数の計算にもどります。分母をそろえて通分するやり方も小学校と同じなので、約分・通分に慣れていれば十分に先取りできます。

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