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分数に筆算はあるの?
分数には、整数のように数字を縦にそろえて計算する「筆算」はありません。 たし算・ひき算は通分して分子どうしを計算し、わり算は逆数のかけ算になおして、どれも横に書いて進めます。たとえば 23÷45 は縦の筆算にせず、23×54=56 と横1行で計算します。この横書きの「型」をおぼえれば、分数の計算はスムーズです。
分数には縦の筆算がない
DEFINITION整数の筆算は、位(くらい)を縦にそろえて、右のくらいからくり上がり・くり下がりを使って計算します。でも分数は「位」でできていないので、この縦にそろえる筆算は使いません。
- 整数の計算…位をそろえて縦に書く(筆算)
- 分数の計算…通分や逆数を使って横に書く
分数は「1つのものを何個に分けたか」を表す数なので、まず分母(下の数)をそろえたり、かけ算の形になおしたりしてから計算します。だから分数のノートは、たてに数字を積み上げるのではなく、横に=(イコール)でつないで書いていくのがふつうです。
たし算・ひき算は通分して横に書く
STEPS分母のちがう分数のたし算・ひき算は、次の型で横に書きます。
- 分母をそろえる(通分する)
- 分子どうしをたす・ひく
- 約分できればかんたんな形にする
例:23+14 を計算します。分母 3 と 4 をそろえると 12 になるので、
- 23=812、14=312 になおす
- 分子をたして 812+312=1112
ひき算も同じで、56−14 なら通分して 1012−312=712 です。数字を縦に積まず、=でつないで横に1行ずつ書き進めます。
かけ算・わり算の横書きの型
EXAMPLEかけ算は通分もいりません。分母どうし・分子どうしをかけるだけです。
- 34×25=620=310(かけてから約分)
わり算は、わる数を逆数(上下をひっくり返した数)にして、かけ算になおします。
- 23÷45 → わる数 45 を逆数 54 にする
- 23×54=1012=56
ポイントは「÷ を × に、わる数を逆数に」変えること。これも縦の筆算ではなく、横に=でつないで書きます。「ひっくり返してかける」の合言葉でおぼえましょう。
整数の筆算とのちがい
TABLE整数の筆算と分数の計算のちがいを、表にまとめます。
| くらべる点 | 整数の筆算 | 分数の計算 |
|---|---|---|
| 書く向き | 縦にそろえる | 横に=でつなぐ |
| 使う考え方 | 位・くり上がり | 通分・逆数 |
| そろえるもの | くらい(位) | 分母 |
| わり算のしかた | 商とあまりを縦に | 逆数のかけ算になおす |
同じ「計算」でも、道具がまったくちがいます。整数は位、分数は分母をそろえるのが中心だと考えると、混乱しにくくなります。
小数になおして筆算する手もある
EDGE CASEどうしても筆算の形で計算したいときは、分数を小数になおしてから、整数と同じ筆算をする方法もあります。
- 14=1÷4=0.25
- 34=3÷4=0.75
- 0.25+0.75=1.00(小数の筆算でたせる)
ただし、13=0.333… のようにわり切れない分数もあり、その場合は小数にすると正確な答えになりません。テストでは通分や逆数を使った分数のままの計算が基本です。小数への変換は「およその大きさを知りたいとき」の補助と考えましょう。
よくある質問
FAQ分数のわり算に筆算はありますか?
縦にそろえる筆算はありません。わる数を逆数にしてかけ算になおし、横に書いて計算します。たとえば 23÷45=23×54=56 です。
どうして分数は縦の筆算をしないのですか?
整数の筆算は「位(くらい)」をそろえるしくみですが、分数は位ではなく「分母」で分けた数だからです。分母をそろえる通分や、逆数のかけ算を使う横書きが向いています。
分数を小数にして筆算してもいいですか?
14=0.25 のようにわり切れる分数なら、小数になおして筆算できます。ただし 13=0.333… などわり切れない分数は正確にならないので、分数のまま計算するのが基本です。