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単位分数とは

分子が1の分数、つまり 1213 のように「1/□」の形をした分数を単位分数といいます。 単位分数は、1つのものを同じ大きさに分けたときの「1つぶん」を表します。そして、ふつうの分数はこの単位分数が「何こ分」集まっているかで考えられます。たとえば 3515 が3こ分、2313 が2こ分です。このページでは、単位分数の意味と、分数を単位分数のいくつ分として見る考え方を、図をイメージしながら説明します。

単位分数ってどんな分数?

DEFINITION

単位分数とは、分子が1の分数のことです。 12131415 … のように、分数の上(分子)が1になっているものはすべて単位分数です。

意味を考えてみましょう。14 は、1つのピザを同じ大きさに4つに切ったときの「1切れ分」です。15 なら5つに分けた1つ分、110 なら10に分けた1つ分。このように、単位分数は「全体を同じ大きさに分けたときの1つ分」を表す、分数のいちばん基本のかたちです。

  • 分けた数が多いほど、1つ分は小さくなります。
  • だから 11014 より小さい分数です(10に分けたほうが1切れが細かいから)。

分数は単位分数のいくつ分

WHY

ここがいちばん大切な考え方です。どんな分数も、単位分数が「何こ分」集まったものと考えられます。

たとえば 35 を見てみましょう。これは 15 を3こ集めた大きさです。図で言うと、全体を5つに分けた1切れ(15)が3切れ分ということです。

  • 15 + 15 + 15 = 35

同じように考えると、分子の数が「単位分数が何こ分か」を表していることがわかります。

  • 2313 が2こ分
  • 5818 が5こ分
  • 710110 が7こ分

つまり分数 35 の「3」は個数、「5」は「どんな大きさの1つ分か(15)」を表しているのです。分子と分母の役割がこう見えると、分数がぐっとわかりやすくなります。

図でイメージしてみよう

EXAMPLE

1本のテープを同じ長さに4つに分けた場面を思いうかべてください。1つ分が 14 です。

  • 1つ分 … 14(単位分数)
  • 2つ分 … 14 + 14 = 24
  • 3つ分 … 14 + 14 + 14 = 34
  • 4つ分 … 44 = 1(もとの全体にもどる)

このように、単位分数 14 を1こ、2こ、3こと集めていくと 2434 ができ、4こ集めると全体の1になります。分数は単位分数を積み木のように重ねてできている、とイメージするとわかりやすいです。

単位分数の大きさを比べる

TABLE

単位分数は、分母が大きいほど小さくなります。「たくさんに分けるほど、1つ分は細かくなる」からです。下の表で見てみましょう。

単位分数分けた数大きさ(小数)
122つに分けた1つ分0.5
144つに分けた1つ分0.25
155つに分けた1つ分0.2
11010に分けた1つ分0.1

表を上から下に見ると、分母が 2 → 4 → 5 → 10 と大きくなるにつれて、大きさは 0.5 → 0.25 → 0.2 → 0.1 と小さくなっています。だから単位分数どうしを比べるときは、分母が小さいほうが大きいと覚えておきましょう。

覚えておきたいポイント

TIPS

単位分数の考え方は、これから習う分数の計算の土台になります。次のことをおさえておきましょう。

  • 単位分数は分子が1の分数121316 など。
  • ふつうの分数は単位分数のいくつ分47 なら 17 が4こ分。
  • 同じ分母の分数のたし算・ひき算は、単位分数が何こ分かを数えるだけ。27 + 3717 が 2 + 3 = 5 こ分で 57
分母がちがう単位分数は、そのままでは何こ分と数えられません。12 + 13 のように分母がちがうたし算では、まず通分して分母(=1つ分の大きさ)をそろえる必要があります。

よくある質問

FAQ
単位分数と、ふつうの分数のちがいは何ですか?

分子が1の分数だけを単位分数といいます。13 は単位分数ですが、23 は分子が2なので単位分数ではありません。ただし 23 は単位分数 13 が2こ分と考えられるので、どんな分数も単位分数を集めてできていると見ることができます。

いちばん大きい単位分数は何ですか?

1より小さい分数の中では 12 がいちばん大きい単位分数です。分母が小さいほど1つ分が大きくなるので、分母が2の 12 が最大になります。分母を3、4、5…と大きくするほど、単位分数はどんどん小さくなっていきます。

単位分数を習うと何に役立ちますか?

分数を「単位分数が何こ分」と見ると、同じ分母どうしのたし算・ひき算が個数の計算に変わって、とてもわかりやすくなります。たとえば 38 + 2818 が 3 + 2 = 5 こ分なので 58 です。分数の意味を理解する第一歩になります。

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